日本自動車販売協会連合会(自販連)が、2026年10月期の登録車新車販売台数ランキングを公表した。トヨタ勢の強さが引き続き際立つ結果となり、上位10車種のうち実に8モデルがトヨタ車という圧倒的な存在感を示した。
10月の販売台数1位に輝いたのは、前年同月比1.3%増の1万7041台を記録した「トヨタ・ヤリス」。これで14カ月連続の首位となり、小型車セグメントでの人気を不動のものとしている。
2位には前年同月比19.6%減ながら1万1953台を販売した「トヨタ・カローラ」、3位には同5.4%減の9884台を売り上げた「トヨタ・ライズ」が続いた。
続く4位には「トヨタ・ルーミー」(8552台)が入り、前年同月比33.5%減と落ち込みながらも根強い支持を維持。そして注目の5位には、同22.7%増と大幅な伸びを見せた「トヨタ・アルファード」がランクイン。前月から4ランク上昇し、ミニバン市場での人気の高さを改めて示した。
6位以降は「トヨタ・シエンタ」(8017台)、「トヨタ・ノア」(7682台)、「ホンダ・フリード」(7472台)、「トヨタ・ヴォクシー」(7465台)、「ホンダ・ヴェゼル」(7429台)の順。トップ10のうちトヨタが8車種を占め、ホンダが2車種で続いた。
一方で、日産車はトップ10から姿を消した。かつて上位常連だった「ノート」は前年同月比27.9%減の5492台で11位、「セレナ」は同24.1%減の4820台で14位に後退している。来年デビュー予定の新型「エルグランド」は、再びミニバン市場でアルファードの強力なライバルとして注目されている。
トップ10以降では、SUVやクロスオーバー車の好調が続く一方で、改良モデルや特別仕様車の健闘も目立った。8月に5ドア仕様「ノマド」の出荷を再開した「スズキ・ジムニー」は前年同月比120.0%増の4701台で16位に浮上。「ホンダ・ステップワゴン」も新グレード追加効果で同57.9%増の4556台を記録し17位に入った。
さらに、10月にビッグマイナーチェンジを実施した「スズキ・クロスビー」は同169.8%増の2960台で24位、2024年に登場した新型「スズキ・フロンクス」は月販目標を大きく超える2027台を達成し28位にランクイン。「レクサスLBX」も一部改良効果で同18.6%増の2006台を登録し29位に浮上した。
そして注目の電気自動車「トヨタbZ4X」は、価格改定とマイナーチェンジの効果で前年同月比1201.2%増という驚異的な伸びを記録。1106台を販売し、40位に食い込んだ。
2026年10月の販売データは、依然としてトヨタの強さを裏付ける内容となったが、同時にSUVやEVの成長も確実に進んでいることを示す結果となった。年末に向けて各メーカーの動向にさらに注目が集まりそうだ。
